1970年代くいらいまでVOGUE社では、パリ支社であるVOGUE PARISが独自にパターンを販売しておりました。
今では大御所として名を知られるデザイナー達がオリジナルのパターンをVOGUE PARISに提供しておりましたため一般の方も手軽にパターンを購入して、一流のデザインを楽しむことが出来ました。
その時代のパターンって素敵!どうにかして手に入らないかしら・・・・
そこから始まり、その道の皆様にコンタクトを取って情報収集を進めたところヴィンテージ型紙の市場というものが存在し、コレクターの方もいらっしゃり、海外では頻繁に売買されていることが分かりました。
そしてコレクターの方にコンタクトを取ると、快く譲って下さるというご返事を頂いたのですが、ただしアメリカまで来てくれ、との事でした。
ここは、アメリカ在住経験のある私が行くのが一番良いとなったのですが、色々調べるとその地域が少し治安的に危険な場所であるとわかりました。
コレクターの方も「女性一人で来るのはオススメしないよ」とおっしゃっていたので、社内で一番逃げ足の速いと評価されているスタッフWが行くこととなりました。
このときのスタッフWの冒険談もなかなかすさまじいものがありましたが、ここでは割愛をさせて頂きます。
結果としてミッションは見事に成功し、ありがたいことに入荷致しましたビンテージのVOGUEはプレミア価格にもかかわらず数日で完売致しました。
いまでも服飾の研究家の方や、某アパレルメーカーのプロのデザイナーさんなどから、また入荷したら絶対連絡を、とのお声を頂戴しているので、
もう少ししたらまた集めてみようと思っております。