薄手のコットンプリントなど、柄に法則がある場合には目安をつけてカットしやすいのですが、自分ではしっかりと目を開けて見ているつもりも、こちらのヘリンボンの様に、じっと見つめていると、頭が???となったり眠くなったりしてしまうこともあります(笑)
しっかりしているつもりでも、途中で「あれれ?」なんてことも起こります。
そして、無地の生地はそもそもよこ糸を見つけるのは不可能です・・・。
そこで、こちらもやはりよこ糸を引っ張ったり抜きながらの方法がお薦めです。
ます動画の生地の様な薄手の生地や特にプリントものは厚手の生地とは少し異なり、よこ糸を引っ張ると糸が「つれる」他、糸の色がずれたりしてイレギュラーな部分が分かりやすいので、目印になります。
ただ、薄手の生地は織り糸自体が細いので、目印のよこ糸を全部抜くのは難しいことが多々あります。
細いので途中で切れてしまいます。
ですので、引っ張りながら少しずつカットしていくのが安全と思います。
動画のように、薄手の生地は耳が綺麗に処理されていて目印にできる糸が飛び出していない作りなので、まずハサミで切り込みを入れ、ほつれたよこ糸から目印の1本を選びます。
そして引っ張ってみますと、糸がずれた部分がよく分かります。
この部分をカットしていきます。
糸が細いので、1本ではなく2-3本まとめて目印の糸にするとより分かりやすいです。
カットの過程で目印の糸をカットしてしまった場合、細いと同じ糸を見つけるのが難しいので、今度はお隣の糸を目印にしていきます。
無地の生地も同様によこ糸を引いてみます。
目印の糸を引っ張ってみますと、糸がつれているのが分かりますので、そこをカットしていきます。